翌日真人は、K社フィレンツェ営業所を訪れ、所長と一緒に市内の電鉄会社・バス会社などを訪問した。
ローマ所在の電鉄会社の営業所や系列会社があるのでそれらを回り、話しをすると提案内容に異論がなく、すべてが順調に訪問の目的を果たすことが出来た。
これらは、ローマでの実績がものをいったのであろう。
K社の事前の根回しも効果があったことは言うをまたない。
春子は、フィレンツェにあるスポーツ・フィットネスジムやスイミングプールなどのスポーツ施設を幾つか回り、その指導法などを視察することになっているので、終日それら施設訪問に充てられていた。
真人は、仕事を終えると、大きなカフェへ入りPCをテーブルへおいて仕事の結果や、社内ブログの確認と入力を済ませ、前日のメールへの返信などを行った。
春子から連絡が入ると、二人はホテルで落ち合い、預けておいた荷物を受け取り、フィレンツェ駅へ向った。
そして、ヴェローナ行きの特急列車に乗った。
「明日、ヴェローナでも、春子は終日忙しそうだな」
春子は、ヴェローナでバレエ学校へ行ったり、演劇学校を訪問する予定になっていることを聞いていたけど、改めてその確認をした。
「そうなのよ、真人とは別行動になるわね。真人も仕事でしょう?。何時頃終わるの」
「夕方までかかりそうなんだよ」
「じゃあ、早く終わった方が先にホテルへ行って待っているようにしましょうね」
「そうしよう」
真人は、エレナの家に行くことにしている。
このことは、春子には内緒なのだ。
真人は、カフェでエレナに明日朝訪問することを電話で話をしておいたから、心待ちにしているのだ。
2009年11月04日
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